相談の詳細

著作権問題

著作権についてお伺いします。 クラウドソーシングサイトを介して、 不特定多数から受け取った記事や動画の著作権問題です。 稀に盗作したものを納品する人も存在します。 これら盗作物を著作元から訴えられた場合、 記事や動画を公開している当方にあるのか、 それとも記事や動画を納品した人なのかという点。 クラウドソーシングサイトですので、 身元不明な人も多く連絡も取れるかも不明。 この点の問題含め、公開運用する当方が全面的に責任を負うものなのでしょうか? まだこれらについて何もはじめていませんが、 将来的にはサービスサイトや動画チャンネル運用なども検討しているので、 著作権トラブルについて相談させてもらいました。
(未入力) さん
2023-09-26 02:08

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湯澤 亮 弁理士
結論から申しますと、盗作した方も、それを動画配信した方も著作権違反となり、基本的にどちらの方も責任を負います。 著作者の著作権は、種々の支分権(複製権、上演権及び演奏権、上映権、公衆送信権、口述権、展示権、頒布権、貸与権、翻案権)のカタマリでして、著作権とはそれらをひとまとめで言い表した権利にすぎません。 少なくとも、盗作した方は複製権、翻案権や頒布権に違反し、それを動画配信した方は上映権や公衆送信権に違反する可能性が高いです。なお、著作権には例外規定もあり、例えば、単なる引用に過ぎず出典(ソース)の明示があれば、問題にならないこともあります。 質問者様のケースでは、盗作等と知らずに配信した場合に、配信差止請求や過失による損害賠償請求があるかも知れません。 著作権に注目されがちですが、著作権法には著作者人格権の規定もありますので、こちらにも注意が必要です。
2023-09-26 09:43

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